AI画像生成でありがちな変形した手を修正します。ハムスターですけど。
「手以外は完璧なのに・・」って時にどうぞ。
こちらが今回修正するシャツを着たハムスター。
鼻、口元、手、足あたりが致命傷ですね。手だけじゃない・・。
片方だけアピールの激しい鼻の穴
よだれのようなもの、口の中の傷
エイリアンのような手
余分な足と指
それでは直していきましょう。
AI消しゴムツールで余分な部分を消す
AI消しゴムツールを用意します。
Photoshopにもありますし、web上にもあります。
今回はpicwishを使います。
ハム手の指は4本なので、まずは4本以上ある指を消去します。
親指は手前にあるから見えなくても問題ないでしょう。
3~4本残して他を消します。
ブラシまたはなげなわツールを使って消したい範囲を囲みます。
右上の「消す」ボタンを押したら、はい1本消えました。
上手く消えなかった場合は「戻る」を押して範囲指定を変更してみてください。
こんな風に広範囲に指定しても大丈夫。
長すぎる指の先を消しておきます。
ゆがみツールでも修正出来るのですが、
「ゆがみツールだと支障が出やすい部分」を消しておきます。
ここらへんは勘としか言いようがない。
どんどん消して・・・
はい!出来ました!
鼻の穴はAI消しゴムだと普通に消えてしまう可能性があるので、ここではいじりません。
見比べるとこんな感じ。奇形度が大分下がりましたね。
修正前の画像
修正した画像
実際に修正する雰囲気を動画にしました。
ただ、スクショしながら撮影派ちょとアレだったので、2回目の修正です。
どっちにしろ同じものにはならないので途中で終わります。
ゆがみツールで形を整え、適度にぼかす
次はゆがみツールで形を整えます。
動画で撮影しました。ただマウスが映ってないので見にくいかも。
Affinity Photoというソフトを使いました。
ソフトは何でもいいです。
ゆがみツールもぼかしツールも画像編集ソフトによくついてる機能です。
真ん中の指が一番長く、他はそれより短くなるよう意識します。
また、手全体の角度や指の幅を調整します。
なるべくパーツの背景となる毛や服の構造に合わせて歪ませましょう。
ただ、指以外はAI画像修正で直しやすいので、背景は無視してもなんとかはなります。
大体整ったら今度はぼかしツールで手の甲を作成します。
指と手の甲が同じぐらいの長さにするとよいでしょう。
次にぼかしツールで色々細かくごまかします。
AI消しゴムやゆがみツールで発生したアラなどに使うといいです。
ちなみに鼻はAI修正ツールでも治せるのですが、今回は片方の鼻をコピペして合成しています。
ゆがみツールでもある程度は治せます。
同様に指も実はAI修正ツールで治せる場合もあるのですが、ガチャみたいな「あたりが出るまで回し続ける」ことになるので、私は自力で治しています。
完成品がこちら
もう奇形とは言わせない・・!
細かく見ると気になる部分はあるのですが、かわいいハムスターになりました。
修正前の画像
修正した画像
AI画像修正ツールなどでさらに補修する
形が整ったら、ここからはAIで修正していきます。
SeaArtのImg2Imgやコントロールネットでも出来ます。
お勧めはAdobeのFireflyです。AdobeExpressでも出来ます。
範囲指定して「.」とだけ打ち込んで生成すると、うまいこと周りに合わせた画像を提供してくれます。
ちなみにAIの判断でいきなりマネキュアや口紅が塗られたりされがちです。
全体を一気に修正させる場合は修正した画像と修正前のものを合成している部分だけ採用するなど技術を駆使する必要があります。
なので部分指定してパーツごとに修正した方が楽に仕上がります。
AI修正前の画像
AI修正した画像
おまけ Img2Imgで治されるニンゲン
もうどうやって生成したのかもわからない、DVにでもあったかのような女性の写真を修整します。
Img2Imgで画像を呼び出し、「美しい」「魅力的な顔」「整形式の顔」などを追加。
顔面修復をon
範囲は特に指定せずに生成します。
ここまで治りました!細かい部分も修正や変更がされています。
でも結局指は不自然なんですよね・・。
人間の場合はある程度Img2Imgなどで修復してから、手作業での修復をするといいですね。
SeaArtのアカウントがないとたぶん見れないです。
こちらの招待状から登録すると100コインが追加で貰えるらしいです。
招待コードは「KMSG1IWY」です。
よかったら使って下さいね。
100名までしか招待出来ないみたいなのでギリギリになってきたら削除する予定です。
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